月曜日に無事日本に戻ってきました。そこで今日は最終面接について書こうかと思います。
面接は18日(木曜日)の午後2時15分からはじまりました。イギリスの大学はどこもそうだと思いますが、面接の担当は内部(オックスフォード)一人、外部一人ということになっています。日本の大学とは違って、審査の公平性を担保するためスーパーバイザーは参加しません。誰に面接を依頼するかは学生とスーパーバイザーが相談して決めた上で、学部の承認を得る必要があります。自分の場合は専門家の数が比較的限定されているフィールドということで、外部は専門が近いLoukas Tsoukalis教授(オックスフォード→ロンドン政治経済学院→アテネ大学)、内部は国際関係が専門のMartin Ceadel教授にお願いしました。Tsoukalis教授も元々オックスフォードにいた人だし、もし万が一彼が意地悪な質問をした場合には元学部長で年輩のCeadel教授が抑えてくれるだろうという計算でした(←これが内部の人の主な役割)。日本と違って個人的な見解を全面に出してくる人が多いので、人選は面接に臨むにあたって最も重要な要素だと言えます。
面接の場所はニューカレッジにあるCeadel教授のオフィスだったのですが、少し早く着いたのでふと思いついてお隣のセントエドマンドホールというカレッジへ。ここはお世話になった福田有広先生が昔所属していたカレッジで、先生に面接まで漕ぎ着けたことを心の中で報告してから面接会場に向かいました。面接前はかなり緊張していましたが、始まってみると予想したほど大変ではありませんでした。最初にTsoukalis教授が通貨統合の経済的側面についていくつか一般的な(≒かならずしも論文と直接関係のない)質問をしてきたので少しとまどいましたが、まあまあ無難に答えられたので落ち着きました。その後は章ごとに内容についての質疑応答に移り、特に波乱もなく終わりました。終わると一度会場の外にでて、面接官二人の協議を待つようにとのこと。5分も経たずに呼び戻されると、いよいよ結果を聞くことになります。かかった時間は、面接前後の非公式な話を含め、一時間半ほどだったでしょうか。これはたぶんかなり短い部類で、他の人に聞くと二時間半程度だったというケースが多いようです。
面接の結果は四通りの可能性があります。
(1)修正なしで合格
(2)マイナーコレクション(3ヶ月以内)付きで合格
(3)再提出
(4)Ph.Dより一つ下の学位授与
昔はメジャー・コレクションというのがあったんですが、これはなくなったみたいです。
圧倒的に(2)の人が多いので自分もそうなるだろうと思っていたのですが、結果は(1)で、ラッキーでした。面接官が面倒くさがりだったのか、それとも論文提出から面接まで半年も間が空いたことの埋め合わせなのか、それはわかりません。
写真は会場となったニューカレッジです。
[11月9日追記]
今日政治学部のウェブサイトで、過去にPh.Dを授与された学生の論文タイトルや提出日時などをまとめたファイルを発見。再提出が約3割もいることを初めて知って驚愕しました。面接の前に知らなくて良かった。知ってたらもっと緊張したでしょう。
|
ブログ気持玉
クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ